
今回の要点(サクッと)
小5の息子にカブトムシの飼い方を任せて1週間。本人は「もちろん調べた!」と言うものの、返ってきたのは止まり木の話でした。
Gemini Notebookでスライドと動画を作ると、家族の行動はベランダから屋内へ動きます。ただ、AIの資料を答えにして終わるつもりはありません。
便利さのあとに、親の宿題もしっかり残りました。
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この記事でわかること
- 「自分で調べて」が小5の息子に届かなかった、わが家のつまずき
- Gemini Notebookで小学生向けのスライドと動画を作った流れ
- AI資料をきっかけに、飼育場所をベランダから屋内へ移した経緯
- AIの答えを図書館で確かめる、これからの親子の伴走
カブトムシの飼い方調べ、小5には「1週間」の壁があった
・息子に任せた1週間、調べた情報は断片的なままでした
・「調べる」と「行動へ移せる形にまとめる」は別の作業でした
カブトムシの飼い方を、小5の息子に「自分で調べてみ」と伝えていました。
「図鑑もあるし、載ってなかったら言うてな」
完全に任せきるつもりではなかったものの、まずは本人にチャレンジしてもらおうと思っていたのです。
ところが、それから1週間。どうも進んでいない様子でした。
わたし:「調べた?」
息子:「もちろん調べた!」
返ってきた情報は「止まり木がいる」など、飼育の一部分でした。
息子なりに調べてはいます。ただ、必要な道具、置き場所、エサ、日々の世話まで、飼育全体をつかむところには届いていませんでした。
「もちろん」の頼もしさと、止まり木ひとつの着地。ここに小5の1週間がありました。
図鑑があっても、「どう調べてまとめるか」で止まった
・図鑑を見ることと、必要な行動を整理することは同じではありませんでした
・「自分で調べて」は、親にとって楽な言い方でもありました
「もちろん調べた!」の中身は、断片的な情報だった
わが家には、もともとカブトムシの図鑑がありました。息子もページを開いて見ていたようです。
それでも、図鑑に書かれた情報から「では、家で何を準備して、どこへ置き、どう世話をするか」まで自分で組み立てるのは難しかったのでしょう。
「調べなさい」だけでは、調べる順番やまとめ方までは伝わりません。少なくとも、今回のわが家ではそこで止まりました。
「自分で調べて」は、親にとって楽な言い方だった
思えば「自分で調べて」というのは、親にとって耳ざわりがよく、いちばん楽な言い方やったなと反省しています。
本人の挑戦を尊重しているように見えますが、調べ方の入口まで渡せていたかと聞かれると、そこは怪しいところです。
一方で、カブトムシを飼い始めた以上、さらに何週間も保留するのは不安でした。
仕事や家事の合間に、わたしが飼い方を一からじっくり調べるのも正直しんどい。あまり手間をかけたくなかった、というのが本音です。
💬 子どもの自走を待ちながら、親は手間を減らしたい。きれいには割り切れません。
Gemini Notebookで小学生向けの飼育資料を作った
・「カブトムシの飼育方法」と「小学生向け」を入れてリサーチしました
・同じNotebook内で、12枚のスライド資料と動画を用意しました
そこで使ったのが、Gemini Notebookです。今回作ったPDFには旧名称の「NotebookLM」と表示されていますが、現在はGemini Notebookという名称になっています。
スライドも動画も、別の動画生成サービスではなくNotebook内で作りました。
「カブトムシの飼育方法」と「小学生向け」でリサーチ
最初にNotebookへ、カブトムシの飼育方法を調べたいことと、小学生向けにしたいことを入れてリサーチしました。
プログラミングの知識は必要ありません。子どもの学年に合わせて、言葉と見せ方をどうしてほしいか、日本語で伝えました。
実際に使った小学生向け資料の指示文
実際に送った指示文は、次の内容です。
カブトムシの成虫を、日本の夏場にどうやって育てればいいのか、小学生にわかりやすいように説明してほしい。
イラストは小学生向け。
言葉使いも小学生向けで、小学生が興味を持つような構成にしてほしい。
準備しないといけないリスト、使い方、育て方まで、これを見たらマスターできるという資料がほしい。
短い日本語ですが、要望はしっかり盛っています。
完成したスライドは全12枚。必要なもの、飼育ケースの作り方、置き場所、エサ、世話などが、イラスト中心で並びました。












スライドと動画では、息子への届き方が違った
息子はスライドの細部まで文字を読むというより、イラストから内容をつかんでいるように見えました。

動画では、そこに耳で聞く工程が加わります。わたしから見た印象では、スライドだけよりも内容が頭に入っているようでした。
- スライド:イラストから全体像をつかみ、必要なところで親が補足できる
- 動画:映像に音声が加わり、耳でも内容を受け取れる
これは一般的な学習効果ではなく、わが家で息子を見ていたときの印象です。
AI資料の「30度」を見て、飼育場所をベランダから屋内へ移した
・AI生成のスライドに「30度を超える暑い場所」という記載がありました
・正しい飼育基準と断定せず、ベランダの置き場所を見直すきっかけにしました
※「30度」はGemini Notebookが作った資料に記載されていた数値です。この記事では公式の飼育基準として断定せず、わが家が行動を変えた経緯として紹介します。
作った資料を、帰宅後に息子と妻へ見せました。
資料には、「30度を超える暑い場所にいると弱ってしまう」という内容が書かれていました。
それまで、わが家では「カブトムシやし、お外のほうがええやろ」と考え、日光の当たるベランダに飼育ケースを置いていたのです。
資料を見た妻とわたしは、「これはベランダに置いといたらあかん」と気づき、ケースを屋内の涼しい場所へ移しました。
暗い部屋に置くと、土から出て昆虫ゼリーを食べていた
明るい時間帯、カブトムシは土の中にもぐっていました。
ところが、真っ暗な部屋にしてしばらく置いていると、土から出てきて昆虫ゼリーを食べていたのです。
ベランダに置いていたときは、夜に窓を開けて見に行く必要がありました。虫刺されや暗闇のお化けを怖がる息子にとって、気軽に観察できる場所ではありません。
家の中へ移したことで、カブトムシが土から出る時間も、昆虫ゼリーを食べる様子も見つけやすくなりました。
家の中へ入れたことで気づいた「森の匂い」
もうひとつ、家の中だからこそ気づいたことがあります。カブトムシを飼っている空間の匂いです。
「森の匂いみたいや。カブトムシを飼ったら、こんな匂いがするんや!」

息子は驚きながら、うれしそうに話していました。図鑑の文字だけでは受け取れない、実際に飼ったから分かる感覚です。
置き場所を変えたら、観察の回数だけでなく、匂いまで近くなりました。
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AIで先回りした罪悪感を、図書館での答え合わせへ変えたい
・図書館での答え合わせは、まだ実施していない検討段階です
・AI資料を完成した答えではなく、親子で確かめるためのたたき台にします
※図書館での答え合わせは、この記事を書いている時点では未実施です。以下は、わが家で次に試したいと考えている伴走方法です。
資料を見せて飼育場所を変えたあと、わたしの中には少し罪悪感が残りました。
本人が調べる約束だったのに、親であるわたしがAIを使い、先回りして資料を用意したからです。
本当は一緒に図書館へ行き、何冊も本を開いて調べるのが、わたしの中にあった理想でした。
ただ、AIが作った資料は、答えそのものではありません。正しいかどうかを確かめる余地が、しっかり残っています。
ゼロから調べに行くのではなく、資料の答え合わせへ
ゼロから「図書館でカブトムシの飼い方を調べよう」と誘うと、本を探し、必要な箇所を見つけ、内容をまとめるところから始まります。
小学生には、なかなか大きな作業です。
それなら、「AIが作ったこの資料、ほんまに合ってるか確かめに行こう」と誘う方が、目的を持って本を開きやすいのではないか。
30度という数値も、エサや置き場所の説明も、図鑑や飼育本と見比べる対象になります。パパッと終わるか、別の疑問が増えるかは、行ってみないと分かりません。
「見せる→一緒にやる→任せる」の最初の一歩
親が先回りして、答えだけを渡して終わるのも違うと思います。
今回のAI資料は、親子で確認するためのたたき台です。
- 見せる:AIが整理したスライドと動画で全体像に触れる
- 一緒にやる:図書館の本と見比べて、合っているか確かめる
- 任せる:次の調べものでは、子どもが自分で進める範囲を増やす
まだ二つ目の「一緒にやる」に進んでいないので、この方法がうまくいったとは言えません。それでも、次に何をすればいいかは見えてきました。
そして、資料を見た息子が「これパパが作ったの?!」とうれしそうに聞いてくれたこと。
少しの罪悪感は残っていますが、作った側としては、やっぱりちょっと誇らしいのが正直なところです。
💬 AIで終わらせず、次は本を開く。親の宿題はこれからです。
まとめ|小学生の調べ学習は、AIで終わらせず親子で確かめる
・Gemini Notebookは、小学生が全体像へ触れるための資料を作る助けになりました
・AI資料は完成した答えではなく、親子で確かめる出発点として使います
- 小5の息子に「自分で調べて」と任せた1週間では、飼育全体を整理するところまで進まなかった
- Gemini Notebookで、小学生向けの12枚のスライドと動画を作った
- 息子はスライドをイラスト中心に見て、動画では音声からも内容を受け取っているように見えた
- AI資料の30度という記載をきっかけに、飼育ケースをベランダから屋内へ移した
- 暗い部屋では、カブトムシが土から出て昆虫ゼリーを食べる様子を確認できた
- 図書館での答え合わせは未実施で、次に親子で試したいと考えている
次回の第2話は、同じGemini Notebookを使い、中1長男の手帳とスケジュール管理を考えた話です。こちらも、実践に成功したあとの報告ではなく、親子で導入を検討している段階から始まります。
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※AIが生成した飼育資料には、誤りや説明不足が含まれる可能性があります。本記事中の「30度」はAI資料にあった記載であり、公式の飼育基準ではなく、わが家の体験として紹介しています。
Q&Aまとめ
Q. Gemini NotebookとNotebookLMは別のサービスですか?
A. 今回使用したサービスは、旧名称がNotebookLM、現在の名称がGemini Notebookです。作成したPDFには旧名称のNotebookLMと表示されています。
Q. どのように小学生向けの資料を作りましたか?
A. カブトムシの飼育方法を調べたいことと、「小学生向け」という条件をNotebookへ入れてリサーチしました。その後、言葉やイラストも小学生向けにするよう指示し、Notebook内でスライドと動画を作りました。
Q. 「30度」は正しい飼育基準ですか?
A. この記事では、正しい飼育基準とは断定していません。Gemini Notebookが作った資料にあった記載で、わが家がベランダの置き場所を見直すきっかけになった、という体験事実に限定しています。
Q. 図書館での答え合わせは終わりましたか?
A. まだ実施しておらず、検討している段階です。AI資料を完成した答えにせず、図鑑や飼育本と親子で見比べる次のステップとして考えています。
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English quick summary (for overseas readers)
English title: My Fifth-Grade Son Faced a One-Week Barrier When Researching Beetle Care
I asked my fifth-grade son to research how to care for a rhinoceros beetle. One week later, he had found only a few details, such as the need for a climbing branch.
I used Gemini Notebook, formerly called NotebookLM, and researched beetle care with the condition that the material should be suitable for an elementary school student. The Notebook produced a 12-slide deck and a video. My son appeared to understand the slides mainly through the illustrations, while the video also gave him an audio explanation.
The AI-generated slide mentioned temperatures above 30 degrees Celsius. We did not treat this as an official care standard, but it prompted us to move the beetle case from the balcony to a cooler place indoors. In a dark room, the beetle later came out of the soil and ate insect jelly.
My son said the indoor case smelled like a forest. We have not yet checked the AI material at a library. We plan to use it as a starting point and compare it with books together.