
今回の要点(サクッと)
最高気温36度以上の日、半袖の空調服を23Vに設定し、DAHON Speed RBで片道13.57kmを走りました。走行中はファンの恩恵が分かりにくい一方、日陰でこまめに体を冷やすと疲れ方が違うと感じました。
普通のTシャツは汗で濡れました。空調服なら全部解決、とはいきませんでした。
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この記事でわかること
- 走行風に加え、前傾姿勢も影響したかもしれない体感
- 走行中より、日陰でこまめに体を冷やすと疲れ方が違うと感じた理由
- 空調服を着ても、普通のTシャツは汗で濡れた実態
- 夏の自転車でリュックを背負わないための荷物運用
- K3・K9X・Speed RBを使ってきた場面と走りの違い
23Vの空調服で片道13.57kmを走った実走条件
・晴れて最高気温36度以上の日
・バートルの半袖を普段より1段上の23Vに設定
・DAHON Speed RBで13.57km、ワークアウト時間1時間1分27秒
晴れて最高気温が36度以上になった日、DAHON Speed RBで市街地を走りました。日差しはジリジリと暑く、「これは空調服の本番だな」と思って出発しました。
服はバートルの半袖空調服。中には普通のTシャツを着て、パンツは無印良品の風を通すタックパンツにしました。
普段より1段上の23Vに設定しています。往復でも約2時間なので、バッテリーは問題ないだろうと考えました。
今回走ったのは、信号のある市街地の平坦な道です。行きのワークアウト記録は13.57km、ワークアウト時間1時間1分27秒、経過時間1時間8分43秒、平均速度13.2km/h、上昇した高度28mでした。
平均心拍数は102拍/分です。ただし、空調服なしで同じ道を走った比較記録ではないため、この数字だけで空調服による疲れ方の差までは分かりません。
23Vなら違いが分かると思っていましたが、走り始めると予想とは少し違いました。
走行中は空調服の恩恵が薄く、前傾姿勢も気になった
・自転車は走ると自然に風が通る
・前傾姿勢では、風がお腹の空間で回る感じがした
・胸ポケットに入れたバッテリーの重みも影響したかもしれない
結論から言うと、走っている間は空調服の恩恵をほとんど感じませんでした。
涼しさがまったくないわけではありません。ただ、自転車は走るだけで前から風が来ます。23Vでファンを動かしていても、ファンだけの風を判別できず、違いが分かりにくいのです。
前傾姿勢で風がお腹側にたまったかもしれない

あとから考えると、Speed RBの前傾姿勢も空調服と相性が悪かったのかもしれません。背筋を伸ばすと、空調服の風が上半身へ流れる感覚があります。
この日はバッテリーを胸元のポケットへ入れていました。前傾姿勢になると、その重みで空調服のお腹側が膨らみます。背中など上半身全体へ風が回るというより、何もないお腹の空間で風だけが回り、首元からも抜けている感じでした。
次に確認するなら、バッテリーの位置を変えることと、首元から抜ける風をタオルなどで調整することです。どちらも今回は試していないので、まだ対策ではなく確認候補です。
歩いているときや止まっているときとは、条件が違いました。少なくとも今回の市街地走行では、自転車に乗っている間だけを目的に空調服を買う必要までは感じません。
💬 23Vまで上げても、風が回る場所がお腹だけなら、そら分かりにくい。
信号待ち・コンビニ・姿勢を起こしたあとに違いを感じた
・木陰や建物の影では、外気の中でファンの風が分かった
・コンビニ店内では、冷房で冷えた空気が濡れた体へ届いた
・自転車を降りて姿勢を起こすと、風が上半身へ回る感覚があった
それでも、「効かない」で終わりではなかったのが今回の面白いところです。止まったときには、ファンの風が分かりました。
信号待ちの日陰
信号で止まると走行風がなくなります。少しでも木陰や建物の影へ入ると、空調服の風がはっきり分かりました。
夏の自転車では、水分補給に加えて、停車中に日陰へ入り、こまめに体を冷やすことで後の疲れ方が違うと感じました。熱を持った状態で長く走るからこそ、この短い冷却が大事です。これ、地味に大事やなと思います。
コンビニ店内の冷気

途中で飲み物を買うためにコンビニへ立ち寄りました。ここは、建物の影や木陰とはまったく別物です。
店内へ入ると、冷房で冷えた空気がファンを通って、汗で濡れた体へ送り込まれます。外の日陰で感じる風とは違い、はっきり冷たく感じました。
途中のコンビニは、もはやオアシスです。
💬 本物のオアシスには行ったことないけど。
自転車を降りて姿勢を起こしたあと
自転車を降りると走行風がなくなります。それと同時に、Speed RBの前傾姿勢から背筋を伸ばすことになり、空調服の風が上半身へ回る感覚がありました。
風を感じやすくなったのは、止まったからだけではなく、姿勢を正した影響もあるのかもしれません。そう考えると、Speed RBのように前傾姿勢になる自転車より、ママチャリのように上体を起こして乗る自転車の方が、空調服の効果を感じやすい可能性があります。今回はママチャリで試していないので、ここは次に確かめたいところです。
あとから振り返っても、わたしはいつもより疲れ方が違うと感じています。信号待ちなどで日陰へ入り、こまめに体を冷やせたことが積み重なったように思います。同じ条件で比較したわけではありませんが、わたしの体感として違いはありました。
走っている最中より、止まる時間に空調服の良さが見えました。

空調服でも普通のTシャツは汗でしっかり濡れた
・走り終えたあとは汗拭きシートを2枚使用
・中に着た普通のTシャツは全体的に濡れていた
・着替えは持たず、わたしは汗拭きシートで済ませた
空調服なら、汗が乾いて服もそこまで濡れないと思っていました。ここは完全に誤解していました。
自転車を降りると、汗拭きシートを2枚使いました。中に着ていた普通のTシャツも、全体的にしっかり濡れています。
着替えは持っていませんでした。それでも、わたし自身は汗拭きシートがあれば大丈夫でした。
💬 わたしは大丈夫でした。周りの人からどう思われていたのかは知りません。
帰りは日差しが弱まっていたため、同じ服装と設定でも往路より快適に感じました。
36度以上の日に1時間走れば、空調服を着ていても汗はかきました。
・走行中はファンの恩恵が分かりにくく、前傾姿勢も影響したかもしれない
・日陰でこまめに体を冷やすと、疲れ方が違うと感じた
・普通のTシャツは全体的に濡れた
空調服が自転車でどう効いたかは、ここまでで答えがそろっています。体感だけ知りたい方は、最後のまとめへ進めます。
ここからは、リュックとSpeed RBを選んだ背景の補足です。
補足1:空調服の風を邪魔したリュック
・今回の荷物はiPad miniや財布など約2〜3kg
・軽い日はリュックをラックへ載せて背中を空ける
・MacBook Proなどで5kgを超える日は、無理にラックへ載せない
これまでの夏の自転車通勤で、一番しんどかったのは空調服でも暑さでもなく、背中のリュックでした。背中をふさぐと汗が増え、背中側のファンから来る風も感じにくくなります。
軽い日はラック、重い日は背負う
今回、パソコンは持っていません。iPad miniや財布など、荷物は合計2〜3kgほどでした。
リュックを背負わず、シートポストにつけたエクステンダーとヴァリオラックへ載せています。夏の自転車では背中にリュックがあると汗が増えるので、軽い荷物ならラックへ載せる方が快適です。
ただし、通勤ではリュックを背負う日もあります。今使っているMacBook Proに水筒や書類などを加えると、荷物が5kgを超えることがあるからです。
ヴァリオラックが耐えられそうに見えても、壊れたら困ります。パソコンへ負荷をかけたくもないため、5kgを超えるときはなるべく背負うようにしています。
ヴァリオラックの公称耐荷重は5kgです。わたしが5kgを超える日に背負うのは、パソコンとラックを壊したくないためです。以前のMacBook Airは軽かったので、ヴァリオラックへ載せて通勤していました。今もMacBook Airとヴァリオラックの両方に問題はありません。
あわせて読みたい:リュックを背負わない自転車通勤装備
夏の背中汗を減らしたい方へ。ヴァリオラック、エクステンダー、スチールバンドの取り付け方と、耐荷重を含む通勤装備をまとめています。
装備はシートポストごとSpeed RBへ移す
わたしは、通勤用にDAHON K9X、長めに走るときはDAHON Speed RBを使っています。
ラック周りの装備は2台分買わず、K9Xの33.9mmシートポストをサドル、エクステンダー、ラックごとSpeed RBへ差し替えています。工具は使わず、ポストを抜いて差す動作は約5秒。そのあとにサドル位置を調整し、確実に固定できたことを確認してから走ります。別の車種でも同じように使えるとは限らないため、シートポスト径の確認も必要です。
空調服だけでなく、背中を空ける荷物運用も夏は大事でした。
補足2:DAHON3台からSpeed RBを選んだ理由

・K3、K9X、Speed RBの3台を所有
・K3では小学生だった息子が約180kmのビワイチを完走
・軽いK3とK9Xは坂道、Speed RBは直線で良さを感じる
わが家には、DAHON K3、K9X、Speed RBの3台があります。K3は小学生だった息子のビワイチ、K9Xはわたしの通勤、Speed RBは長めに走る場面で使ってきました。Speed RBだけをおすすめしたいのではなく、サイズや走りの違いで選んでいます。
わが家のDAHONは、思っていた以上に距離を走れています。K3では、小学生だった息子が琵琶湖を一周する約180kmのビワイチを完走しました。
わたしは、軽いK3とK9Xは坂道で苦になりにくく、楽だと感じます。一方、Speed RBは直線での軽快さが一段上という印象です。
今回の車体は、久しぶりに乗るSpeed RBでした。出発前にチェーンへ注油し、空気圧を調整しています。ドロップハンドルの前傾姿勢が新鮮で、K9Xより細いタイヤもあり、踏み込むとグイグイ進む感覚がありました。
片道13.57kmを走り終えても、「まだまだ走れるな」と思えます。ただし、半袖の空調服でアームカバーをつけなかったため、腕はしっかり真っ黒になりました。
💬 日焼けした方がかっこいい。いまだにそんなことを本気で思っている中年サラリーマンです。
チェーンへの注油や空気圧の調整など、基本的な整備をしているからか、今のところ3台とも不具合はありません。
わが家のDAHON3台は、走る場面に合わせて選んできました。
空調服は止まる時間がある夏の自転車で良さが分かった
・走行中は空調服の恩恵が分かりにくく、前傾姿勢も影響したかもしれない
・日陰で止まり、こまめに体を冷やすと疲れ方が違うと感じた
・自転車だけのために買うより、他の長時間外出と兼用したい
最高気温36度以上の日に片道13kmを走り、わたしが感じたのは、空調服は走行中より止まったときに良さが分かるということでした。
今回の市街地走行では、走っている間のメリットを感じにくく、前傾姿勢で風がお腹側にたまった可能性もあります。一方、信号待ちや立ち寄り、自転車を降りて姿勢を起こしたあとには着ていく意味がありました。
ママチャリのように上体を起こして乗る自転車なら、Speed RBとは違う体感になるかもしれません。まだ試していないので、これは次の確認候補です。
ただし、普通のTシャツは汗で濡れます。水分補給や日陰を選ぶことも、空調服とは別に必要でした。
自転車に乗るためだけに空調服を買うかと聞かれれば、わたしは少し違うと思います。長時間の外出と夏の自転車移動の両方で使う。わたしには、その使い方が合っています。
あわせて読みたい:長時間の夏の外出で使った空調服
自転車以外でも使う予定がある方へ。万博など長時間外を歩く場面で感じた涼しさ、バッテリーの重さ、設定の使い分けをまとめています。
※使用感は、今回の天候・走行条件とわたしの体感に基づくものです。製品の仕様や安全上の注意は公式サイトをご確認ください。暑い日の自転車移動では、空調服の有無にかかわらず、水分補給や休憩などを無理のない範囲で行ってください。
止まる時間がある夏の移動で、空調服の良さが分かりました。
Q&Aまとめ
Q. 空調服は自転車でも涼しいですか?
A. 今回の市街地走行では、走行風に加え、前傾姿勢で風がお腹側にたまったことも影響したかもしれません。一方、信号待ちの日陰、コンビニ店内、自転車を降りて姿勢を起こしたあとには風を感じました。ママチャリのような上体を起こして乗る自転車なら、効果を感じやすい可能性がありますが、今回は試していません。
Q. 空調服はどの設定で試しましたか?
A. バートルの半袖を、普段より1段上の23Vに設定しました。最高気温36度以上の日に、DAHON Speed RBで13.57kmを1時間1分27秒走っています。
Q. 空調服を着ればTシャツは濡れませんか?
A. わたしの普通のTシャツは全体的に濡れ、自転車を降りたあとに汗拭きシートを2枚使いました。着替えは持っていませんでしたが、わたし自身は汗拭きシートで済ませました。
Q. DAHONの小径車でも長い距離を走れますか?
A. わが家では、小学生だった息子がK3で琵琶湖一周の約180kmを走り、今回はSpeed RBで13.57kmを1時間1分27秒走りました。車種や乗る人によって条件は変わりますが、わが家ではDAHONの小径車だから距離を走れないとは感じていません。
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※ここから入って何を買ってもらっても、私の応援になります(小声)
English quick summary (for overseas readers)
English title: Does a fan-equipped jacket work while cycling in extreme summer heat?
On a clear day with a high of 36°C or higher, I wore a short-sleeved BURTLE fan-equipped jacket set to 23V. The outbound workout record was 13.57 km in 1:01:27, with an average speed of 13.2 km/h and an average heart rate of 102 bpm.
While riding, I barely noticed the benefit because the bicycle already created airflow. My forward-leaning posture may also have affected the airflow: with the battery in a chest pocket, the front of the jacket billowed around my abdomen, and the air seemed to circulate there instead of across my upper body. When I got off the bicycle and straightened my back, the airflow seemed to reach my upper body more easily. This made me wonder whether an upright city bicycle might work better with the jacket, although I did not test one.
In outdoor shade, I could notice the fans moving ambient air. Inside the air-conditioned convenience store, chilled indoor air passed through the jacket onto my sweat-damp body, which felt completely different. I felt that cooling down frequently made a difference in fatigue, although this was not a controlled comparison.
My regular T-shirt was wet with sweat, and I used two body wipes after the ride. I carried no change of clothes and felt that the wipes were enough for me. For lighter luggage, I put my bag on a Vario Rack instead of wearing it on my back.
For this ride, the jacket was most useful during stops and after arrival, not while the bicycle was moving. Based on this single ride, I would use it for trips with traffic lights, breaks, or plans after cycling rather than buy it only for nonstop riding.
My family owns three DAHON small-wheel bicycles: a K3, a K9X, and a Speed RB. My son completed an approximately 180 km lap around Lake Biwa on the K3 when he was an elementary school student. I find the lighter K3 and K9X easier on hills, while the Speed RB feels noticeably quicker on straight roads.